節約で幸福度が上がる人の特徴とは…?
間違った節約は、人生の幸福度を下げてしまう可能性があります。
しかし、節約は正しく行えば、幸福度を高め、豊かな人生を送るための強力なツールになります。
今回は、節約で幸福になれる人と不幸になる人の4つの決定的違いについて解説していきます。
間違った節約は不幸のもと? 節約で不幸になる人の特徴
節約で不幸になる人は、以下の特徴を持っていることが多いです。
1.節約する目的が曖昧
2.人間関係まで節約してしまう
3.投資をしない
4.自分で作る楽しみを知らない
このような節約をしてしまうと、お金は貯まるかもしれませんが、
人生の楽しみや喜びを感じにくくなってしまい、結果的に不幸を感じやすくなってしまいます。
節約で幸福になるために! 節約で幸福になる人の特徴
一方で、節約で幸福になれる人は、目的意識を持って節約を行い、
人生の幸福度を高めるための努力を惜しみません。
1.明確な目標・目的を持つ
2.交際費は「社会資本」と「社会非資本」を区別して賢く使う
3.節約したお金は投資に回す
4.自炊やDIYなど、自分で作る楽しみを見つける
これらのポイントを詳しく解説していきます。
1.節約は「目的」ではなく「手段」!
節約で幸福になるために最も大切なことは、節約すること自体を目的としないということです。
節約はあくまで、目標や夢を叶えるために必要なお金を手元に残すための手段です。
例えば、
「老後資金をクリアしたい」
「子供の学費を準備したい」
「夢のマイホームを購入したい」
「FIREを達成したい」等、
節約の先にあるを明確な目標・目的持つことが重要です。
目標が明確であれば、節約は目標達成のための楽しいチャレンジに変わります。
「特に目標がない」という方は、経済的自立(FI)を目標にすることをおすすめします。
経済的自立とは、簡単に言うと年間生活費の25倍の資産を築くことです。
これだけの資産があれば、理論上は働かなくても生活できるという、
素晴らしい権利を得ることができます。
もちろん、経済的自立を達成した後も、働きたい人は働けば良いですし、
フルタイム勤務がしんどい人は労働時間を減らせば良いのです。
大切なのは、経済的自立によって「働くか働かないか」の自由を得るということです。
ストレスのない範囲で節約し、生活費を抑えることができれば、
経済的自立のハードルも大きく下がります。
2.無駄な交際費はカット! でも「社会資本」となる交際費は重要
次に、節約で幸福になるために大切なことは、交際費を賢く使うということです。
そのため、節約の観点から見ると、交際費を最適化することは非常に重要です。
節約をして幸福になる人は交際費を「精選」し、不幸になる人は全てを「断絶」してしまう。
金融資産を築くという点だけで見れば後者の方が合理的ですが、
人間は徹底して社会的動物である以上、仲間や家族との繋がりは欠かせません。
交際費には、「社会資本」と「社会非資本」の2種類があります。
「社会資本」とは、時間やお金を投資することで幸福感を得られる人間関係のことです。
例えば、家族や親しい友人との食事や旅行などはお金はかかりますが、
それ以上に大きな幸福感を得られるでしょう。
一方で、「社会非資本」とは、時間とお金を無駄にしてしまう人間関係のことです。
例えば、職場の愚痴ばかり言う同僚との飲み会や、上司の自慢話ばかり聞かされる飲み会などは、
お金と時間を無駄にしてしまい、むしろストレスが溜まってしまう可能性があります。
「節約のために交際費を全てカットする」という極端な節約をしてしまうと、
「社会資本」となる人間関係まで失ってしまい、
人生の幸福度を大きく下げてしまう可能性があります。
節約で幸福になるためには、「社会資本」となる交際費には積極的に投資し、
「社会非資本」となる交際費は断る勇気を持つことが重要です。
3.節約したお金は投資に回して「不労所得」を得よう
節約で幸福になるために意識すべき3つ目のポイントは、投資です。
投資によって「不労所得」を得ることこそが、節約の醍醐味と言えるでしょう。
皆さんは投資をしていますか?
こんな質問は愚問です。
投資をしていない日本人は1人もいませんから。
投資=株式を思い浮かべる人が多いかと思いますが、現金・日本円だって立派な投資商品です。
昨今はインフレ物価上昇が身近な存在となり、庶民の実感を伴うレベルで常態化しています。
他の先進国では年率2%程度のインフレがデフォルトです。
ということは、銀行にお金を預けても全く増えない今のご時世に現金を所有することは、
毎年2%程度のお金の価値が目減りしていく金融商品に投資をしているようなものだと言えます。
そのため、節約したお金を投資に回し、インフレに負けない資産形成を目指しましょう。
投資によって「不労所得」を得ることができれば、
年金や退職金などに頼らなくても生活できるだけの資産を築き、
経済的自立を達成することができます。
4.自炊やDIYで「人材資本」を増やそう!
節約で幸福になるために意識すべき4つ目のポイントは、
自分で作る楽しみを見つけるということです。
節約生活では、お金にものを言わせて他人をこき使うことは基本的にNGです。
そのため、必然的に自分でやらなければならないことが増えます。
そう、「節約の醍醐味」は「自炊」や「DIY」といった、
自分でできることを増やしていくことにあると言えるでしょう。
新しいことに挑戦し、立派な人材資本できるようになる喜びは、
何ものにも代えがたいものです。
人材資本とは、一般的にはビジネスマンとしての専門性や稼ぐ力、年収などを指します。
しかし、私は、自炊やDIYスキルも立派な人材資本だと考えています。
人材資本を増やすことは、自己肯定感を高め、人生の幸福度を高めることにも繋がります。
節約は「人生を豊かにするツール」
今回は、節約で幸福になれる人と不幸になる人の違いについて解説しました。
節約は、使い方を間違えると不幸のもとになってしまいます。
しかし、目的意識を持って、人生の幸福度を高めるための行動として節約に取り組めば、
節約は人生を豊かにする強力なツールになります。
ぜひ、今回の内容を参考に、節約を通して豊かな人生を創造していきましょう!
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