将来、お金に困りたくない。
心にも経済的にも余裕のある生活がしたいと思いませんか?
今の生活に満足していても、将来何が起こるかは誰にもわかりません。
病気やリストラ、予期せぬ出費…。
安心して老後を過ごすためにも、今のうちから「貧乏」にならないための対策をしておく必要があります。
今回は、今後一生、貧乏にならないためにやるべきことを5つ考えていきます。
貧乏にならないためにやるべきこと5選
結論から言うと、貧乏にならないために最も重要なことは、
リスクに柔軟に対応できるだけの資産を築き、それを減らさない状態を作ることです。
具体的には下記5つのポイントを意識して生活していくようにしましょう。
- 節約の「能力」を習得する
- なるべく借金をしない
- 資産の分散を意識する
- 他人を安易に信用しない
- 貯め時を強く意識する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 節約の「能力」を習得する
「節約」というと、固定費の見直しや自炊、不要なものを処分するといった
基本的な方法をイメージする人が多いでしょう。
もちろん、これらの節約術も大切ですが、
ここで重要なのは、収入が減った際に生活レベルを柔軟にコントロールできる「能力」を身につけることです。
人生は長い道のりです。
収入が減るタイミングは誰にでも訪れます。
例えば、
- 会社の業績悪化や景気後退による減給
- 定年退職や早期退職
- 家庭の事情による転職やパート勤務への移行
- 教育費や生活費の増加
など、収入が減ってしまう可能性は、誰にでもあり得ます。
そんな時でも、節約の能力があれば支出をコントロールすることができ、資産を減らさずに済みます。
逆に、節約能力がないまま生活レベルを上げてしまうと、
収入が減った時に一気に生活が苦しくなってしまいます。
つまり、「節約の能力」とは、将来の収入減に備えて、生活水準を柔軟に調整できる力のことなのです。
2. なるべく借金をしない
借金がある状態では、毎月の返済額が固定費となり、支出をコントロールすることが難しくなります。
例えば、住宅ローンや車のローンなど、大きな買い物を借金でした場合、
毎月の返済額が家計を圧迫してしまう可能性があります。
借金は、収入が安定しているうちは問題ないかもしれませんが、収入減や予期せぬ出費が発生した場合、
返済が困難になり、最悪の場合、自己破産に追い込まれてしまうこともあります。
もちろん、全ての借金が悪いわけではありません。
- 価値が下がらない
- 需要が大きい
- ローンで買うことで手持ちのキャッシュを減らさずに済む
といったメリットがあるものもあります。
例えば、住宅ローンは、適切な返済計画を立てて無理のない範囲で購入すれば、
資産形成につながる有効な手段となります。
しかし、多くの人は価値や出口を考えずに借金で大きな買い物をしがちです。
その結果、返済が苦しくなって売却しようとしても、残債をカバーできず、
資産が減ってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
借金をする際は、将来のリスクを十分に考慮し、本当に必要なものかどうかを見極めるように意識しましょう。
3. 資産の分散を意識する
多くの人は、資産といえば預貯金をイメージするのではないでしょうか?
しかし、預貯金だけで資産を保有していると、
円安やインフレが起きた際に資産価値が目減りしてしまうリスクがあります。
特に、近年は世界的なインフレが進んでおり、日本円も例外ではありません。
そのため、預貯金だけでなく、株式や不動産、外貨預金など、
異なる資産クラスに分散して投資することが大切です。
- 円建て資産: 預貯金、日本株、日本債券など
- 外貨建て資産: 外貨預金、外国株、外国債券など
といったように、異なる通貨や資産クラスに分散して投資することで、
リスクを軽減し、安定的な資産運用を目指せるようになります。
また、投資先を分散させるだけでなく、収入源を複数持つことも有効なリスクヘッジとなります。
例えば、
- 副業をして収入源を複数持つ
- 夫婦共働き
といったように、収入源を分散させることで、一つの収入源が途絶えてしまった場合でも、
他の収入源でカバーすることができ、家計へのダメージを最小限に抑えることができます。
資産分散は、未来の不確実性に対応するための重要な戦略です。
4. 他人を安易に信用しない
人生において、大きな支出が発生するタイミングは何度か訪れます。
例えば、
- 老後資金
- 不動産
- 教育資金
- 保険
などです。
これらの分野では、営業マンやファイナンシャルプランナーなど、
専門知識を持った人から商品やサービスの提案を受ける機会が多いでしょう。
しかし、彼らは基本的に自分の利益を優先して行動しています。
そのため、彼らの言うことを鵜呑みにせず、
自分でしっかりと情報収集し、本当に自分に必要なものかどうかを判断することが重要です。
特に、短期的な利益を強調したり、不安を煽るようなセールストークには注意が必要です。
冷静に判断し、信頼できる情報源から情報を得るように心がけましょう。
5. 貯め時を強く意識する
人生には、貯め時が4回あると言われています。
- 独身時代
- 結婚後、夫婦2人だけの期間
- 子どもが小学生までの間
- 子どもが独立してから退職するまでの期間
このうち、
独身時代と結婚後夫婦2人だけの期間は、生活費を抑えやすく、
かつ運用期間を長く取れるという特徴があります。
この時期に堅実な投資を始め、コツコツと資産を積み上げていくことができれば、
将来大きな資産を築くことができるでしょう。
子どもが小学生までは教育費や生活費の負担が大きくなりますが、
それでも可能な範囲で貯蓄に励むことが大切です。
そして、子どもが独立した後は、ラストチャンスです。
支出が減る一方、一般的には若い頃よりも収入も多くなる傾向があるため、
積極的に貯蓄や投資に励むことで、老後資金を大きく増やすことができるでしょう。
まとめ|貧乏にならないために「今」できることを始めよう
貧乏にならないためには、リスクを理解し、適切な対策を講じていくことが重要です。
- 節約能力を身につける
- なるべく借金をしない
- 資産を分散させる
- 他人を安易に信用しない
- 貯め時を意識する
これらのポイントを意識することで、将来のお金に対する不安を減らし、
安心して暮らせるようになるはずです。
今日からできることを少しずつでも実践し、経済的な自立を目指していきましょう。
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