2024年からスタートした新NISA。
投資初心者でも始めやすい制度として注目されていますが、
その裏には恐ろしい真実が隠されているかもしれません。
「老後の不安」「物価高」「増税」… 私たちを取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。
そんな中、新NISAは明るい未来への希望の光となるのでしょうか？
いいえ、新NISAは、日本社会の根底にある「投資格差」をさらに加速させ、
貧富の差を決定的にする、恐ろしい側面があるのです。
この記事では、新NISAの光と影、そして私たちが取るべき行動について、
深く掘り下げて解説していきます。
日本は投資後進国
日々の生活の中で格差を感じることはありますか？
テレビやSNSを見て、「金持ちは良いな～、贅沢できて。」と思うくらいではないでしょうか？
日常生活の中では、そこまで大きな貧富の差を感じることはないかもしれません。
それもそのはず。
日本は他の先進国より、国民の「資産格差」が小さい国だからです。
日本証券業協会のレポートでは、
日本人の資産格差は27先進国の内、2番目に低い水準と報告されています。
参考：日本証券業協会
以外かもしれませんが、日本は他国に比べて資産格差が非常に小さいのです。
その理由として、日本人の保有資産の内訳が挙げられています。
日本人は富裕層であろうとなかろうと、約65％と資産の多くを現金で保有しているのに対し、
海外富裕層は資産の多くを株券で保有しています。
参考：日本証券業協会
日本は庶民から金持ちに至るまで、投資をしていない「投資後進国」… 。
まず、日本の現状を見てみましょう。
日本は、諸外国と比べて国民の投資に対する意識が低い「投資後進国」と言われています。
金融資産における株式投資の割合は、アメリカが約55%、ユーロ圏が約30%なのに対し、
日本は約15%と圧倒的に低い水準です。
参考：東海ろうきん
長らく続く低金利政策や、安定志向の国民性などがその背景にあると考えられますが、
この「投資離れ」こそが、日本経済の停滞、そして格差拡大の根本原因なのです。
そんな中、政府は「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げ、
国民の投資を促進するために新NISA制度を導入しました。
一見素晴らしい政策のように思えますが、新NISAは「投資経験者」と「投資未経験者」の間に、
想像を絶するほどの格差を生み出す可能性を秘めているのです。
新NISAが「投資格差」を拡大させる具体的なメカニズム
では、新NISAがどのように格差を拡大させていくのか、詳しく見ていきましょう。
１．円安トレンドで「投資家」だけが大儲け！？
新NISAで人気を集めているのは、全世界株式やS&P500などの外国株式に連動する投資信託です。
これらの投資信託を購入するには、日本円をドルなどの外貨に交換する必要があります。
新NISAによって投資を始める人が増えれば、必然的に円を売ってドルを買う人が増え、
円安ドル高が加速すると予想されます。
すでに2023年後半から急激な円安が進み、輸入品やエネルギー価格の高騰を招いていますが、
新NISAの開始によって、この傾向はさらに強まる可能性があります。
円安は、輸出企業にとっては大きなメリットですが、
私たちのような一般庶民にとっては、生活費の上昇という形で大きな痛手となるのです。
新NISAで外国株式投資をしている「投資家」は、円安によって資産価値が上昇し、
さらに投資で得た利益も非課税になるという二重の恩恵を受けます。
一方、投資をしていない人は、物価高騰に苦しみながら、高い税金を払い続けなければならないという、
まさに踏んだり蹴ったりの状況に陥ってしまうのです。
２．投資の「成功体験」が、さらなる格差を生み出す
投資を始めた人は、「投資で利益を得る喜び」「資産が増えていく実感」を経験することで、
さらにお金を増やしたい、将来に備えたいという意識が高まります。
その結果、無駄な支出を減らし、節約に励み、
さらに投資に回すお金を増やしていくという、好循環が生まれます。
一方、投資未経験者は、この「成功体験」を得る機会がありません。
投資を始めるきっかけがないまま、時間だけが過ぎていき、
気がつけば投資経験者との資産格差は、取り返しのつかないほどに広がっている…。
そんな恐ろしい未来が、すぐそこまで迫っているのです。
３．節税効果の「魔力」… 税金から逃れられるのは「投資家」だけ！
新NISAで得られる利益には、税金がかかりません。
これは、私たちにとって非常に大きなメリットです。
なぜなら、日本は世界的に見ても税負担が重い国だからです。
所得税、住民税、消費税… あらゆる場面で税金が徴収され、
私たちの手取り収入はどんどん減っています。
新NISAは、この重税から逃れられる、まさに「夢のような制度」なのです！
しかし、この夢を叶えられるのは、投資をしている人だけ。
投資をしない人は、高い税金を払い続け、その分だけ資産形成が遅れてしまうという、
悲しい現実を受け入れなければなりません。
新NISAによって、投資家は資産を増やし、円安メリットを享受し、
さらには節税効果まで手に入れることができます。
一方、投資をしない人は、物価上昇、固定費の増加、
そして税金の負担増加という三重苦に苦しみ、生活はますます苦しくなっていくでしょう。
新NISAは、この両者の間に、まさに「天国と地獄」のような格差を生み出す可能性を秘めているのです。
まとめ｜新NISAは投資を始める最大のチャンス！
新NISAが格差を拡大させる可能性について解説してきましたが、
決して投資を始めることが怖いと言いたいのではありません。
むしろ、新NISAは、私たち庶民が資産形成を始める最大のチャンスと言えるでしょう。
投資未経験者にとっては、投資の必要性を感じ、節約意識を高め、
資産を効率的に増やしていくための絶好の機会です。
今すぐ新NISA口座を開設し、積立投資を始めましょう！
最初は、毎月100円、1000円でも構いません。
大切なのは、一日でも早く投資を始めることです。
新NISAを「投資の入り口」として、ぜひ活用してみてください！
免責事項
本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としたものであり、
特定の金融商品の勧誘や投資助言を目的としたものではありません。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行うようにお願いいたします。
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