【厳しい現実】現代社会で普通の人が「普通の生活」をすると貯金できない理由

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「結婚して家を買って、子供を大学まで行かせて、マイホームとマイカーのある快適な日々を過ごす」

これって、多くの人が思い描く”普通の暮らし”ではないでしょうか?

しかし、現代の日本では、

普通の収入の人が普通に生活すると、貯金をするどころか、むしろ貧乏になってしまう

という厳しい現実があります。

今回は、その理由を具体的な数字を交えて解説するとともに、

私たち現役世代が生き残っていくためのライフプランについて考えていきたいと思います。

目次

なぜ貯金できないのか?4つの絶望的な理由

日本で普通の暮らしを送るのが難しい理由は、主に以下の4つです。

  1. 世帯収入の減少
  2. 社会保険料と税金の負担増
  3. 物価上昇
  4. 教育費の負担増

1. 世帯収入の減少:30年前と比べて100万円以上も減っている!

他の主要先進国は年々、平均年収が右肩上がりで増加しています。

しかし、日本人の収入だけ、このように悲惨なレベルで右肩下がりの状況です。

厚生労働省の調査によると、1994年の世帯の平均年収は664万2000円だったのに対し、2021年は545万7000円と、

30年前と比べて100万円以上も減っているのです。

共働き世帯が増えたとはいえ、世帯構成人数も減少していることを考えると、かなり深刻な状況であると言えます。

2. 社会保険料と税金の負担増:手取りはさらに悲惨な状況に…

収入が減っているにも関わらず、社会保険料や税金の負担は年々増加しています。

財務省が発表している国民負担率の推移によると、1世代前は約35%だったものが、最新データでは約47%と、

収入の約半分が税金や社会保険料として国に吸い上げられている計算になります。

企業側からすると、社会保険料も実質人件費となるため、労働者の給料が上がりにくい状況が続いているのです。

3. 物価上昇:給料は上がらないのに、コンビニおにぎりは190円!?

追い打ちをかけるように、物価も上昇を続けています。

コンビニおにぎりの定番中の定番と言えるしゃけおにぎりが189円(税込)。

原材料や燃料の高騰により、2020年上半期と2023年上半期を比較すると

コンビニおにぎりの価格は116.5%にまで上昇しています。

100円程度の感覚は今や昔…。

総務省のデータによると、直近30年で日本の物価全体は約2割上昇していることが分かります。

つまり、仮に世帯収入が変わっていなかったとしても、お金の実質的な価値は2割減少しているため、

生活は苦しくなるはずなのです・・・。

4. 教育費の負担増:子供を大学に行かせる費用は昔より相当重い

教育費、特に大学にかかる費用も年々増加傾向にあります。

文部科学省によると、私立大学の年間授業料の平均は文系で82万円、理系は114万円と、

1世代前と比べて12万円以上も上昇しています。

授業料だけでなく、一人暮らしをする場合は家賃や生活費なども必要となるため、

子供を大学に通わせるには相当な負担がかかることが分かります。

どうすればいいのか?現役世代が生き残るための生存戦略

ここまで見てきたように、現在の日本では、従来の”普通の暮らし”を送るのが非常に困難になっています。

そこで、私たち現役世代が今後生き残っていくために、どのうように生き残っていけば良いのか?

以下の3つのライフプランを考えてみます。

  1. “普通の生活”を諦める
  2. 世帯の生涯収入を増やす
  3. 外国株を保有する

1. “普通の生活”を諦める:優先順位を見極めて、本当に大切なものにお金を使う

全ての願望を手に入れるのは難しい・・・。すべてを手に入れることは不可能です。

”普通の生活”を諦めると言うと、マイナスな印象もあるかもしれませんが、

限られた収入の中で、自分の人生で特に大切にしたいことにお金を集中させるイメージです。

例えば、「子供のために教育費をかけたい」という場合は、

新築マイホームや新車といった”世間一般の普通”は諦める、といった選択も必要になってきます。

2. 世帯の生涯収入を増やす:会社に依存せず、収入アップを目指

収入を増やすことができれば、叶えられる夢も増えます。

そのためには、会社に依存せず、収入アップを目指していくことが重要です。

  • 社内で結果を出し昇進・年収アップ
  • 転職で年収アップ
  • 副業で事業所得を得る
  • 配偶者も働く

など、様々な方法があります。自分にとって最適な方法を検討してみましょう。

3. 外国株を保有する:沈みゆく日本から資産を守る

日本経済は今後さらに厳しくなっていく可能性が高いです。

超少子高齢化、増税、年金の大改悪、給料水準の低下、社会保険料の爆増など・・・

一方、世界的に見るとまだまだ人口は増加しており、AIなどによる技術革新が進んでいる国や企業は多く存在します。

日本円だけでの資産形成はリスクが高いため、インデックス投資を通じて、

世界やアメリカの優良企業の株を少しずつでも保有していくことも選択肢の一つです。

まとめ:未来のために、今できることから始めよう

今回は、日本で”普通の暮らし”を送ることの難しさについて解説しました。

なかなか厳しい現実ではありますが、悲観的になりすぎる必要はありません。

自分にとって本当に大切なものは何かを見極め、優先順位をつけてお金を配分していくことで、

心穏やかに、そして安心して生活できるはずです。

また、収入アップや節約・投資など、今できることから少しずつ始めていくことで、

未来は変えられると信じています。

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